PCM/DSD信号を最大22.5792/24.576MHzのDSDに変換する基板, SCLKがなくても動作します
PCM2DSD_v2基板、略してP2D_v2基板といいます。こちらのブログにも特徴を書かせて頂いております。
① UDA基板などからI2Sフォーマット、あるいはS/PDIFによるPCM/DSD信号を入力すると、それを最大22.5792, もしくは24.576MHzのDSD信号に変換して出力します（入力のサンプリング周波数が44.1kHzの倍数の場合は22.5792MHzに、48kHzの倍数の場合には24.576MHzのDSDに変換します）。もちろん、DSD変換せずに入力したままのフォーマットで出力させることも可能です。
② DSDはDoPによる入力もサポートします。
③ SCLK (22.5792MHz/24.576MHz) を入力しなくても、P2D_v2基板上の水晶発振器で動作させることができます。SCLK入力が無くても入力信号をDSDに変換可能です。これはS/PDIFからの入力時にも有効です。
①I2S入力の場合。
I2Sの入力は2系統あります。
１．3.3V CMOSインターフェース UDA2(USDA_MINI)基板などのI2S(DSD)出力端子から、BCLK/LRCK(DSD_Lch)/SDATA(DSD_Rch/SCLK/DSD_H の5本の信号とGndを入力できます。SCLK(システムクロック)には22.5792, もしくは24.576MHzを入力しますが、SCLKを入力せずにP2D_v2基板の水晶発振器で動作させることもできます。
2. LVDSインターフェース 入力コネクタはパーフェクトウェーブDACと同等のピン配置によるHDMIコネクタとしています。UDA2(USDA_MINI)基板などからHDMI送信基板を介して、あるいはUSBDACのHDMIコネクタからのHDMIケーブル接続なら簡単です。この場合もSCLK+/SCLK-を入力しなくても動作可能です。
②S/PDIF入力の場合。
コアキシャル1系統、光1系統から選択できます。トスリンクはEVERLIGHT社のPLR135-T(or T9)が実装できるパターンを用意してあります。トスリンクは別途ご用意ください。
構成例
PCM2DSD基板の場合と同じような構成でお使い頂けます。下の写真は当方の実使用例ですが、S/PDIFケーブルでUDA2基板やCDプレーヤ、あるいはデジタルFMチューナ基板からのS/PDIF信号を入力し、I2SはHDMIケーブルで自作のZYBOネットワーク・トランスポートや(こちらも)、USBDACからのLVDS信号を受けています。
ラズパイなどのI2S出力を受けることも可能でしょう。P2D_v2基板の水晶発振器で動かす場合、入力信号のサンプリング周波数の偏差にご注意ください。搭載する発振器は、概ね、発振周波数に対して±100ppm程度の範囲でトラッキングが可能で、中心周波数がワーストで偏差±50ppmという規格です。
出力信号はDSD1794A差動出力基板へ入力し、アナログ信号を得ています。さらに、「(新しい)DSD原理基板」に接続したり、他のDAC基板へつなぐことも可能でしょう。
変換特性
DSD変換特性はUSDA_MINI基板とほぼ同等の変換回路を使用して、DSD22.5792MHz/DSD24.576MHzまで変換機能を拡張させています。
P2D基板とオプション頒布基板
① P2D_v2基板 (必要なワイヤー･ハーネス付き) \23,900 / 枚
②DSD1794A差動出力完成基板。 4層基板。アイソレータでデジタル信号を受け、PCからのデジタルノイズが回り込まないように基板レベルで配慮しています。\34,800(受注生産) 。DSD1794AはDSDモードにおいてアナログFIRフィルタとして動作します。
③ 「新しい」DSD原理基板(頒布基板は生基板です。部品は実装されていません。 \2,000 限定10枚(たぶん)
原理基板は、DSD信号にアナログFIRフィルタを通して高周波ノイズをカットする原理を感覚的に？体験して頂くためのもので、あくまでも「お勉強DAC」の一環とお考えください。「新しい原理基板」ではクロックのレートが「元祖原理基板」比で倍になっており、DFFの74VHC574等出力の波形 (まさにアナログ波形) の立上がり、立下り波形をすべてのポートで揃えるのは(プリント基板という)広い面積では難しいため、性能上、実質的にはDSD128が限界のようです。※P2D_v2基板自体は「新しい原理基板」用の出力としてDSD256までは対応しています。
④ FS LED基板。生基板です。部品は実装されていません。 \800
HDMI送信基板回路図(←HDMI送信基板はご要望が多ければ再生産します)
DSD原理基板資料 (←のページに記載以上の情報はございません。ご了承ください)
頒布情報等
動作確認済みのP2D_v2基板完成品は1枚 23,900円となります。 各オプション基板のご注文は、こちらからお送りする確認メールへの返信時にお知らせください。
お住まいの地域に応じて、別途下記のとおり送料がかかります。合計金額をお振り込みください。
| 県内 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 東関東 | 信越 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 神奈川県 | 北海道 | 青森県 岩手県 秋田県 山形県 宮城県 福島県 |
栃木県 茨城県 群馬県 埼玉県 千葉県 |
東京都 | 山梨県 | 新潟県 長野県 |
| 659円 | 875円 | 659円 | 659円 | 659円 | 659円 | 659円 |
| 北陸 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 富山県 石川県 福井県 |
静岡県 愛知県 三重県 岐阜県 |
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 |
鳥取県 岡山県 島根県 広島県 山口県 |
香川県 徳島県 愛媛県 高知県 |
福岡県 佐賀県 大分県 熊本県 長崎県 宮崎県 鹿児島県 |
沖縄県 |
| 659円 | 659円 | 713円 | 767円 | 821円 | 875円 | 929円 |
※「県内」とは、同一都道府県内においてその引受け及び配達を行うものをいいます。
こちらの製造上のミスにより万一動作しない場合には、初期不良期間1か月として返金対応させていただきます。不適切な取扱（電源逆挿し、過電圧印加、端子ショート、接続間違いなど）を原因とする破損、不動作については（修理可能であれば）有償修理対応とさせていただきます。ほとんどの場合、電源がらみの故障については修理不能です。 なお、改造は自己責任にてお願いします。改造された基板の修理は御容赦頂いております。
(3/27) ありがとうございました。在庫終了につきディスコンとさせていただきます。